いわずと知れたマーライオン。シンガポールのシンボルともなっています。真っ白な体で大きく開けられた口からは怒涛のように水が流れ出ているあれです。世界三大がっかりの一つなどと不名誉な言われ方をした頃もありましたが、最近ではかなり人気度もあがってきています。
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マーライオン
シンガポールにあり、上半身が獅子で下半身が魚になった伝説の動物です。マーライオンはシンガポールの名前の由来になっている「シンガ(獅子)」とシンガポールがはるか昔にジャワ語で「タマセク(海)」と呼ばれていたことから海を意味するMerを合わせて造られた言葉です。1971年11月から彫刻の制作がはじまり、翌年1972年8月に完成しました。お披露目は1972年9月15日となっています。意外とマーライオンの歴史は新しいのですね。マーライオンの大きさは身長8.6メートル、体重は70トンにも及びます。シンガポールは今も昔も経済の重要な位置を占めるのが交易なので、この国の歴史と経済の象徴となっています。
マーライオンの製作者
マーライオンを彫刻したのは、1967年に最初の1セントコインをデザインした彫刻家で、シンガポールでは多数の賞を受賞している有名なLim Nang Sengという人です。ただ、リムさん一人で作り上げたわけではないらしく、上は23歳、下は11歳のリムさんの8人の子供達全員の協力のもと、作成されたのです。学校が始まる前や放課後に現場に通いつめ、年長の子供は目と口の制作をはしごに乗って行い、下の子供たちはヒレ部分の彫刻を手伝いました。子供達は、対岸のエリザベス・ウォークまで何度も何度も走って行き、マーライオンがちゃんと正しい向きをしているかどうか確かめに行きました。こうして9ヶ月かけてマーライオンは完成したのです。
ミニマーライオン
実はシンガポールにはマーライオンが全部で5体います。本家はセントーサ島のマーライオンで、37メートルの人が登れるマーライオンタワーがあり、本家のマーライオンは一定時間に目が光るようになっていて、そのすぐ背後にはミニマーライオンが鎮座しています。マーライオンよりも顔つきが幼い感じで可愛らしいミニマーライオンです。
世界三大がっかり
なにやら言葉の響きに笑ってしまいますが、マーライオンは世界三大がっかりの一つとされていました。1972年に建てられた当初は、常に口から水を吐く観光名所でしたが、水がポンプの故障で出なくなったり、すぐ近くに橋が架けられたため正面から見ることができなくなったり(画像などを見る限りはわからないんですよね)して、せっかく期待して観光に行っても「がっかり」してしまうことからこの不名誉な称号を与えられてしまったのです。2002年には今まであった場所から海際に新設された場所に移され、ちゃんと口から水もでるようになりました。ちなみに残る二つの「がっかり」は、ブリュッセルの小便小僧とコペンハーゲンの人魚姫です。
新・マーライオンパーク
今までの公園とは違い、新しい公園では写真撮影にも困りません。広いデッキができたのでたくさん記念写真が撮れそうです。この新・マーライオンパークで日の出を見るのがとてもきれいです。朝の散歩をしながら朝日を浴びるマーライオンを見られる公園になりました。マーライオンパークまでは簡単に行けるでしょう。公園近くまで来ると何と「マーライオン公園」と日本語の標識が出ているのです。それだけ日本人観光客が多いということでしょうか。
シンガポールは小さな島ですが、地図を見ると観光名所が島の南部に集中しているので観光しやすい国です。日本でもマーライオンのある場所はありますが、一度本場シンガポールのマーライオンを自分の目でみてみたいものですね。
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