金魚鉢

水槽と金魚鉢。この2つの水槽のどちらで金魚を飼育したいかといえば、やはり金魚鉢でしょうか?綺麗で不思議な形をした金魚鉢は、子供から大人まで、広い世代の人を惹きつけます。また、夏場にはとても涼しげな雰囲気を作り出してくれるインテリアとしても、人気があります。ですが、金魚鉢は、金魚の飼育に本当に適しているのでしょうか?

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金魚の飼育には、金魚鉢が適切?

はっきり言いますと、金魚鉢は金魚の飼育にはほとんど適していないといえるでしょう。金魚の飼うための金魚鉢ですが、金魚を飼うには実は適していないのです。なぜ金魚鉢は、名前に「金魚」が付いているのに飼育に適していないのでしょうか?では、金魚鉢で金魚の飼育が困難な理由についてご説明します。

金魚鉢の現実

金魚の飼育において一番大切なのは、水質です。水質が金魚にとって適したものでなくては、金魚はすぐに命を落としてしまいます。金魚鉢にしても、水槽にしても、水を入れたばかりのときの状況はどんなものでも一緒なのですが、時間が経つにつれて金魚鉢の水質は悪化していきます。というのも、一般的に金魚を飼育する際には水草を入れておけば、水中に空気を送るエアレーション用のポンプが必要ないと思っている方が多いのですが、金魚の飼育にもポンプは必要です。また、本当に長期間飼育をしていくつもりであれば、水質を保持するために使用されるろ過装置も必要になります。これらの装置は金魚鉢を使って金魚を飼育する際には、つけられなかったり、つけると見栄えが悪くなったりするのでつけない方が多いのですが、それが金魚にとっては最悪の環境を与えることに繋がっていくのです。さらに、金魚鉢は小さいので水面から得ることのできる空気も少なく、金魚一匹あたりに対する空間が狭いなど水質が良好に保つことが難しい空間なのです。

金魚鉢、命をとるか、見栄えをとるか

人間にとってはとても綺麗で好感の持てる金魚鉢でも、金魚にとっては最悪の飼育環境といえます。また、それでも、水中に空気を送るポンプや、ろ過装置を設置することができるようであれば、金魚鉢で飼育することは、金魚すくいですくうことができる赤い和金が2匹であれば可能でしょう。しかし、出目金やランチュウ、もしくは2匹以上の金魚の飼育は、まず無理と考えるべきです。酷なことを言わせていただきますと、金魚鉢で金魚の飼育環境を整えた頃には、金魚鉢の持つ優雅さや美しさを失われている確率が高いです。

金魚鉢にこだわることなかれ

散々な状況の金魚鉢ですが、生き物の飼育に適していないの?と、問われた時の答えとしては、NOではありません。なぜならば、金魚の飼育には適していないだけで、その他の生き物であれば問題ないのです。では、どんな生き物が、金魚鉢での飼育に適しているのでしょうか?

アクアプラント(水草)

ある意味で、一番無難かもしれません。しかし、これもこれで、大きさのある水槽で行った方が綺麗に見えるかもしれません。また、金魚鉢よりも睡蓮鉢と呼ばれる鉢で行う小さな生態系を作って観察するビオトープを小さいながらも作って楽しむのも良いでしょう。

メダカ、コッピー

金魚では無理ですが、金魚よりもさらに小さいメダカやコッピーであれば、飼育は不可能ではありません。もちろん、水槽で飼育する時よりも、若干手はかかるかもしれませんが、綺麗な金魚鉢を保ちながら飼育できるのが最大の魅力です。また、コッピーは熱帯魚としても知られているアカヒレでもあり、その鑑賞魚としての価値は低くありません。因みに、金魚鉢のサイズ、金魚鉢で飼育しているメダカやコッピーの数によってポンプは必要になるかもしれません。

ベタ

水草も、ポンプも必要ないある意味で最も金魚鉢での飼育に適した観賞魚といえます。ベタは、水面から空気を得て生活する魚なので、水中の空気量を気にする必要がありません。また、さほど運動量の多いわけでもないので、小さな金魚鉢での飼育も可能という非常に金魚鉢と相性の良い観賞魚です。ですが、強いて難点を挙げるとすれば、海外の観賞魚なので、人によっては金魚鉢とあわないと感じてしまうかもしれません。また、ベタに関してあげるならば、ベタは闘魚と呼ばれている魚です。そのため、ベタのオス同士を同じ金魚鉢に入れると喧嘩がはじまります。なので、ベタは基本的に単独飼育がベターであり、まず複数での飼育は初心者では危険と考えてください。

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